ヒラタクワガタの飼育(成虫編)

更新日:2000/03/18 (土)



このページでは、本土ヒラタクワガタを中心に話を進めていきます。
オオクワガタなどと飼育上の違いは、ほとんどありませんので、最も異なっている点を紹介していきます。



ヒラタクワガタを飼育する


ヒラタクワガタを飼育する際に、まず最初に気をつけることは湿度です。
オオクワガタが乾燥を好むのと違い、ヒラタクワガタは乾燥を好みません。
あまり乾燥させると弱ってしまいますので、適度に湿度を保つよう、時々水分補給をします。


次に、飼育ケース内に入れる成虫の数です。
オオクワガタは強いオスと弱いオスがいても無理に喧嘩をして死ぬ、ということはあまりないのですが、
ヒラタクワガタは弱い小さなオスでも大きなオスに喧嘩をしかけ、挟み殺されてしまうということがあります。そのためケース内には、1ペアのみを入れたほうがいいと思います。
メスは数匹入れても大丈夫です。





昆虫ゼリーを与える際に、ゼリーのカップが小さいために大きなオスがゼリーを食べることができていない場合があります。その際には、大きなゼリーカップのものに換えるなり、果物を与えるなり工夫してエサを食べられるようにしてあげないと死んでしまいます。
大きなオスを飼育している方は時々エサをしっかり食べているか見たほうがいいと思います。


産卵させるためには、産卵木が必要です。まあ、産卵木を入れていても、木に産卵しないで、マットに直接産むということもあるので、必要ないのかもしれませんが、普通は必要ですので入れることをお薦めします。その際、産卵木はクヌギよりもコナラで、堅いよりも柔らかい方が産卵率が良いです。柔らかいといっても木がぼろぼろに崩れてしまうほどではなく、オオクワガタの産卵用の産卵木よりも柔らかいという意味です。
産卵木は一晩ほど水につけておき十分に水を含ませてから飼育ケースのマットの中に横にして放りこんでおきます。


  


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